【メリット】淡路島移住で感じた良いとこ悪いとこ【デメリット】

最近、働き方改革が進むなかで、地方へ移住した方や、本格的に検討する方が増えています。

今このページをご覧のあなたも、地方での暮らしにご興味をお持ちかなと思います。

そこでこの記事では、移住してから日々の暮らしで実際に感じた、良いところや悪いところをお伝えしようと思います。

ぼくは、2020年11月に38歳にして家族3人で神戸市から淡路島へ移住しました。

場所は淡路市の西海岸沿いのエリアです。

実際に生活する中で、良いところも悪いところも含めて淡路島が大好きになりました。

あくまで個人が感じたことですし、良い面と悪い面は表裏一体ですので、参考程度にご覧ください。

目次

【メリット】淡路島へ移住して感じた良いところ

食材が安くて美味しい!

お米は農家の方から直接買うようになりました。

野菜は地元で採れた旬のものを安く買うことができます。

魚は当日上がったものを鮮魚屋さんや地元のスーパー、漁師さんから安く買うことができます。

お肉は、淡路牛・淡路ビーフが有名で、お肉屋さんもたくさんあって安く買うことができます。

御食国(みけつくに)と呼ばれるだけあって、まさに「食の天国」です。

海と山が近い!

島国なので360度海に囲まれていますし、山も隣接しています。

空気は綺麗でおいしいです。

夏の休日は海で過ごすことが増えました。

ウォーキングは山の方へ向かうと、涼しくて気持ちいいです。

自然の声が聞こえてくる!

窓を開けると、カモメやトンビ、ウグイス、ツバメ、サギなど、いろんな鳥の声がしてきます。

都会で聞こえる鳥の鳴き声といえば、カラスと鳩とスズメといったところでしょうか。

また、カエルの鳴き声や、虫の鳴き声で季節を感じられます。

サンセットが美しい!

淡路島の西海岸の夕日は見事で、すごく美しいです。

季節や天気、雲のかかり方によっても見え方が変わります。

実は、晴れていても地平線に雲がかかっていて、日の入りの瞬間が見えないことが多いんです。

ですので、淡路島に観光に来て、日の入りまで見られた人はラッキーです。

星が綺麗!

夜は街灯が少なく真っ暗になり、星が綺麗に見えます。

肉眼で北斗七星がはっきり見えたのは、小学校の自然学校以来です。

神戸が近い!

都会が恋しくなったら、車で30分も走れば神戸に出られます。

それに、島外で仕事をすることだってできます。

おすそ分け文化が助かる!

とれすぎたり、傷がついたりした野菜や魚などを、おすそ分けしてくれます。

もちろん、もらいっぱなしではなく、得意分野でお返しします。

義務感があるわけでもなく、無理をしているわけでもありません。

無理はしない自然体のおすそ分け文化が根付いています。

車が運転しやすい!

車は少なく、渋滞もほとんどありません。

道路も単純なので、運転しやすいです。

神戸では絶対に運転しなかった妻も、積極的に運転しているぐらいです。

人口密度が低い!

淡路島の広さは593km2で、人口は約13万人です。

ほぼ同じ広さの東京23区(628km2)は人口が約970万人で、なんと淡路島の75倍です。

また、淡路島の人口密度は、1平方キロメートルに220人です。

対して東京都23区の人口密度は、1平方キロメートルに15440人で、淡路島の70倍です。

面積がほぼ同じというだけで、東京23区と比べるのは極端かもしれませんが、すごい差ですね。

数字からも明らかなとおり、密になりにくく、ゆったりと暮らすことができます。

現在淡路西海岸は開発発展中!

淡路島で1番発展しているといえば洲本市街地のイメージですが、今淡路島の西海岸沿いは急ピッチで開発が進んでいます。

大きな会社がメインで開発を進めていますが、それに乗っかる形で規模の小さい施設も続々とオープンしています。

情報すじによれば、今後10年で200件規模とか。

建設中の建物がたくさんあって、みんなで何ができるか楽しみにしており、わくわくが止まりません。

値引きシールが早い!

淡路島は、夜が早いです。

それに合わせて夕方4時、5時ぐらいから、値引きシールがどんどん貼られていきます。

晩御飯前に惣菜を買いに行ったら、すでに値引きされているという状況で、お得感を感じます。

口コミが広がりやすい!

妻が手伝っている実家のお店(何をやっているかは今のところ秘密)では、お店を気に入ってくれたお客さんがお客さんをいっぱい連れてきてくれます。

とくにマーケティングに力を入れているわけではないですが、忙しくさせてもらっており感謝です。

ボランティア精神がすごい!

例えば、町内ゴミステーションは町内会が管理していて、年に数回ゴミ当番が回ってきますが、結局当番以外の方々も集まってきて手伝ってくれます。

また、春から秋にかけて、いたる所で草刈りをしていますが、自分の敷地以外の草刈りも積極的にしています。

ぼくも、自宅周辺をはじめ、海岸や漁港のゴミ拾いをしています。

ご近所さんが「ありがとうね!」と声をかけてくれたり、釣りやキャンプで遊びに来た人から「ゴミはちゃんと持ち帰りますからね」と声をかけてくれたりして嬉しい気持ちになります。

品薄品が買える!

情報格差が少なくなったとはいえ、まだまだ都会に比べて情報の伝達が遅く、トレンドなどに鈍感な方が多いです。

なので、都会では入手困難なものも、普通に買えることがあります。

週末は観光気分!

すでに述べましたが、現在淡路島西海岸は急ピッチで開発発展中です。

家の近くにも、色んなお店や観光スポットが増えてきました。

ですので、休みの日は観光気分で淡路島を楽しむことができます。

【デメリット】淡路島へ移住して感じた悪いところ

野焼き問題

草刈りを積極的にしているのは良いのですが、基本的に全部燃やして処理しようとします。

風のない日に、ある程度敷地が広い所で、辺りと充分な距離があいている場合はいいと思います。

ですが、風がある日に我が家の目の前で燃やし始めた人がいて、びっくりしました。

相談してもやめてもらえず、市に相談してみましたが、草木の場合は動けないということでした。

最終的には警察の方に間に入ってもらって解決しましたが、野焼きの習慣があるということは知っておきましょう。

ちなみに、可燃ゴミの野焼きは明確に禁止されています。

車の運転マナー問題

車の運転は多少荒めです。

ですが、悪気があるように見えませんので、マナーやルールを守らない、というよりはあまり意識していないんじゃないかなと思います。

駐車場では斜めに停めますし、場内の矢印には従いません。

道路を走っていると、あらゆる方向から車が出てきます。

車で遊びに来られた方は、車との距離を充分に取って、ゆっくり走りましょう。

常に工事中問題

開発発展中なので仕方のないことですが、淡路島の西海岸は工事だらけです。

車道は基本的に片側1車線なので、交互に走ることになります。

また、見通しの悪いカーブの先で、いきなり工事中ってこともありますので、西海岸沿いのサンセットライン(県道31号線)はくれぐれもゆっくり走りましょう。

お酒問題

飲食店や居酒屋には、車で行くことになりますので、ハンドルキーパーを確保しないといけません。

ぼくは移住者なので、島内で友達と飲む機会はまだありませんが、仲間内で気軽に飲むのはとても難しいことだと思います。

仕事終わりに軽く一杯ということも難しいですね。

移住を考えていてお酒好きな方は、住む場所に注意しましょう。

観光客などのゴミ問題

残念ながら、マナーの悪い人をよく見ます。

家の近くの防波堤や砂浜に夕日を見に来て、「綺麗だったね」と言いながら、ゴミで汚していく人。

漁港に釣りをしに来て、「今日は大漁」と言いながら、大量のゴミを捨てていく人。

海岸でキャンプをして、勝手にゴミ捨て場を作って、放置して帰る人。

「旅の恥はかき捨て」なんて言いますが、気が大きくなって判断がつかなくなるのでしょうか。

人が出したゴミでこんなにストレスを感じるなんて思いもよりませんでした。

雨の日の問題

我が家の前もそうですが、舗装されていない土丸出しの道が結構あります。

くぼみもたくさんあって、雨の日は水溜りが無数にできます。

車で出かけたら、泥が跳ねまくって、見事に汚れます。

夜は暗いので、スマホを懐中電灯がわりに慎重に進みますが、水溜りにはまって汚れます。

普通の公園がない問題

我が家の近くには、広い漁港や砂浜もありますので、公園がなくてもいいと言えばなくてもいいんですが、ブランコや鉄棒などのちょっとした遊具があるような小さい公園は全然ありません。

逆に大規模な公園ばかりなので、お弁当でも作って家族で行こう!というレベルになります。

スーパーの品揃え問題

淡路市西海岸沿いには、規模の小さいスーパーしかありません。

商品カテゴリーは、ある程度網羅してありますが、同じカテゴリー内の商品の幅は少ないです。

しかも、都会のようにスーパーが隣接しているわけでありません。

どのスーパーで何をどれぐらい買うか、ある程度の計画性が必要となります。

宅配ピザ問題

淡路市に宅配ピザはございません。

お店に食べに行くか、大型スーパーの惣菜コーナーや冷凍のものを買うか、自分で作るかです。

無性に宅配ピザを食べたくなることがありますが、諦めるしかありません。

淡路市(北部エリア)の外食チェーン店問題

淡路市に有名な外食チェーン店はほとんどありません。

あると言えば、淡路サービスエリアに、スターバックスとミスタードーナツが、

志筑エリア(東海岸側)に、マクドナルドとかっぱ寿司とコメダ珈琲が、

各1店舗づつあるぐらいです。

気軽にちょっと入れるようなお店が増えてほしいですね。

いのぶた問題

夜に暗い道を車で走っていると、いのぶたと遭遇することがあるようです。

ぼくはまだ遭遇していませんが、体験談はよく聞きます。

最近聞いておどろいたのは、車で走行中に遭遇したいのぶたに、体当たりされてフロント側がボコボコになったという話です。

しかも、ヴェルファイア(高級車)・・・。

暗い道の運転には十分お気をつけください。

虫問題

虫は自然とトレードオフですので仕方のないことですが、めちゃくちゃ多いです。

しかもサイズも大きい。

そして、戦うための武器もたくさん調達することになります。

暖かくなってくる時期からは、虫対策をしっかり考えておきましょう。

噂話し問題

ある意味ネットや新聞より早いですね。

ただし、事実と違うことはよくあります(笑)

話半分に1種のエンターテイメントぐらいの感覚で聞いておきましょう。

楽しむぐらいの余裕がないと、変に振り回されてしまいますね。

道が狭くて歩道が少ない問題

サンセットライン(県道31号線)は基本片道1車線ですし、歩道がない場所も多いです。

見通しの悪いカーブが連続する場所もあります。

その中を、平日は中学生が自転車で通学していますし、

土日は「アワイチ」をする自転車が走っています。

最近はいろんなお店ができてきて、歩行者も増えてきました。

ですから、車の運転には細心の注意が必要です。

車の色問題

淡路島では車の色には注意です。

とにかく汚れやすく、細かい傷がつきやすいです。

舗装されてない道では、泥水が跳ねまくりです。

風の強い日は、道路まで波しぶきが上がってきます。

夏場は道路の両側から、草がどんどん迫ってきますので、車の左側がよく擦れます。

我が家は移住をきっかけに車を買いましたが、事情を知らずに黒を選び、被害をもろに受けております。

最初の頃はひんぱんに洗車をしておりましたが、最近は諦めました。

これから車を買う人は、汚れたり細かい傷がついても構わない前提で、車種や色を選びましょう。

最後にひとこと

良いところや悪いところを、つらつらと書いてきましたが、全部含めて淡路島が大好きです。

そしてこれは、ぼくが暮らしている淡路市西海岸沿いで感じたことなので、同じ淡路島でも住む場所が変われば、感じ方はずいぶんと変わるでしょう。

淡路島で暮らしてみたい、どんな生活を送っているか知りたい、という方の参考になれば幸いです。

また、これからの暮らしの中で、もっとさまざまなことを感じるでしょうし、お伝えしたいことが増えれば、どんどんアップデートしていきたいと思います。

そして、具体的に深掘りできることは、より詳しい記事にしたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうござました。

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