地方や田舎への移住を考えている理由の一つに、生活コストを減らしたいと考えている人も多いと思います。
でも、実際に生活コストは下がるのでしょうか?
今回は我が家の、「神戸にいた頃」と「淡路島へ移住してから」の、実際にかかった生活コストを公開しながら、比較していきたいと思います!
これから地方移住を考えている方や興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
生活コストの全体像
まずは生活の基本コストを項目別に一覧で比較してみましょう。
項目1 | 項目2 | 神戸 | 淡路 |
住宅 | 105,000 | 2,400 | |
車 | ガソリン | 0 | 9,000 |
車検 | 0 | 3,550 | |
自動車税 | 0 | 2,950 | |
任意保険 | 0 | 4,000 | |
光熱費 | 電気 | 6,800 | 10,200 |
ガス | 5,200 | 7,800 | |
水道 | 4,500 | 7,200 | |
灯油 | 0 | 1,200 | |
通信費 | 固定 | 3,000 | 7,000 |
モバイル | 3,000 | 3,000 | |
教育費 | 小学校 | 9,200 | 8,000 |
学童 | 8,000 | 5,000 | |
食費・日用品費 被服費・その他 |
50,000 | 35,000 | |
娯楽費 | VOD | 2,000 | 2,700 |
小遣い | 夫 | 10,000 | 10,000 |
妻 | 15,000 | 0 | |
合計 | 221,700 | 119,000 |
※長期に一度払うものは、月額換算にしております。
※保険は、家庭の考え方次第で大きく変わりますので車の任意保険以外は項目から外しております。
※通常は数年に一度しか買わないもの(家電製品や家具など)や、急に必要となる出費(冠婚葬祭、お祝いなど)も項目から外しております。
生活の基本コストの総額を比べると、約100,000円ほど生活コストが下がっております。
では、細かく見ていきましょう。
住宅費
神戸 | 淡路 |
105,000円 | 2,400円 |
神戸では、分譲マンションに住んでいました。
105,000円の中には、住宅ローン代、管理費、団体信用生命保険、固定資産税が含まれています。
具体的な場所は控えますが、立地は神戸市のJR沿線で駅まで徒歩5分圏内、広さは83平米で間取りは3LDKでした。
一方淡路では、戸建の持家に住んでいます。
2,400円というのは、固定資産税のみになってます。
立地は淡路市(淡路島の北エリア)の一宮エリア(淡路市の南エリア)の西海岸沿いので、高速バス停まで徒歩5分圏内、広さは240平米で間取りは4LDKです。
この住宅にかかる固定費が生活コストを下げる一番大きな要因となっています。
車
神戸 | 淡路 |
0円 | 19,500円 |
神戸で車は所有しておりませんでしたので費用はかかっていません。
淡路では移住を決めた時に1台買いました。
一括で購入しましたので、車体費は含まれておりません。
車種はトヨタのシエンタで、排気量は1.496Lです。
給油は月に2回、合わせて60L程度が平均で、リッターあたり150円で計算しています。
任意保険は車両保険に入っておりません。
駐車は敷地内ですので費用はかかっておりません。
光熱費
神戸 | 淡路 |
16,500円 | 26,400円 |
光熱費は合計すると、神戸の約1.6倍となっています。
灯油は11月から3月ぐらいまでの期間、月に36Lの灯油を2,800円ぐらいで購入します。
また、光熱費の合計は、移住後最初の1年の実績の平均で出しており、節約前の費用も含まれるので、2年目以降は少し費用が下がるかもしれません。
通信費
神戸 | 淡路 |
6,000円 | 10,000円 |
神戸では、通信会社の選択肢が多く、安いマンションプランがたくさんありました。
その中で最安の、3,000円のプランを利用しておりました。
淡路では、選択肢が1つしかなく、屋根についているテレビアンテナが使えなかったので、ネットにテレビをセットにして7,000円です。
一般的な固定の通信回線の料金は、戸建てよりマンションの方が安く設定されています。
モバイルは、スマホを夫婦で2台、格安SIMを契約しており、合わせて3,000円程度です。
固定電話は、神戸でも淡路でも利用しておりません。
教育費
神戸 | 淡路 |
17,200円 | 13,000円 |
娘は小学生で、学童へ通っています。
塾や習い事は今のところ行っておりません。
小学校にかかる費用は、なぜか淡路市の方が若干安くなりました。
学童は、神戸の頃は固定料金以外にも、延長料金や休日料金が発生していましたが、これらは上記の金額に含んでおりません。
淡路では延長料金や休日料金はなく、固定料金も安いです。
神戸でも淡路でも長期休みに通わせた場合は、追加料金が発生しましたが、これも上記料金には含んでおりません。
食費・日用品費・被服費・その他
神戸 | 淡路 |
50,000円 | 35,000円 |
我が家は、食費、日用品費、被服費、その他の費用については、細かく分けて管理しておりません。
基本的な管理方法は、1ヶ月の予算と、現金とカードの比率をざっくり決めて、それに収まるように工夫するという方法をとっています。
神戸では、現金とカードの合計で50,000円までを1ヶ月の予算に当てていました。
淡路でも、移住後からとりあえず神戸と同じ予算で始めましたが、おすそ分けでいただくものも多いですし、直売所なとで買える食材が安いこともあって、35,000円程度に収まっています。
ただ、買い物の仕方が大きく変わりました。
神戸では必要になったものを、その都度ちょくちょくと買い足していましたので、1ヶ月のコストはどの月もだいたい同じぐらいになります。
一方淡路ではその都度お店には行けませんので、日用品などの日持ちするものは基本的にまとめ買いをしています。
なので、月によってコストが増えたり減ったりしますが、平均すると約35,000円となっている状況ということです。
娯楽費
神戸 | 淡路 |
2,000円 | 2,700円 |
娯楽は、月額固定料金のビデオオンデマンド(動画見放題)サービスに加入しています。
神戸では、Amazonプライムと、Netflixに加入していました。
淡路では、Amazonプライムはそのまま継続しており、NetflixはU-NEXTに乗り換えました。
小遣い
夫
神戸 | 淡路 |
10,000円 | 10,000円 |
ぼくは、毎月10,000円いただいていて、神戸の頃から変わりません。
仕事中の昼食もこの中でやりくりしています。
神戸にいた頃は、飲み会などがあればまずは小遣いやからやりくりし、足りない分は臨時に家計からお願いしていました。
淡路に移住してからは、この1年ほどの間に、どうしても外せない飲み会に2回行きましたが、それ以外は帰れなくなることを理由にお断りするようになり、お小遣いが足りなくなることはなくなりました。
そして余った分は、家族でランチしたり、本土側で買える家族へのお土産に使っています。
妻
神戸 | 淡路 |
15,000円 | 0円 |
神戸にいた時は、ぼくのお小遣いよりも少し多目に設定していました。
ママ友との交流がありますし、ぼくの飲み会に比べて遥かに重要度が高いと考えていたからです。
ですが、食費や日用品費など50,000円の予算でまかなえない月は、妻が自分の小遣いから補ってくれていたようです。
本当に頭が下がります。
そして、淡路に来てからは「特にいらない」とうことですので、設定はしておりません。
ママ友との交流は、校区が広く家が離れていることもあり、今のところ全くないようです。
たまに妻の欲しいものがあれば、その都度相談してくれますので、気持ちよく買ってもらっています。
まとめ
我が家は元々、移住前から生活の基本コストは低かったように思います。
それでも、我が家が移住を決断した理由のひとつに、さらなる生活コストの削減や、住宅ローンなどの負債の清算など、経済的な側面もありました。
そして、淡路島へ移住した結果、生活コストを削減することができました。
ただ、生活コストを実際に下げれるかどうかは、住宅をどのように手に入れるか、どれだけ安く住めるか、にかかっていると言えそうです。
とは言っても、都会に比べると、面積比で割安の物件が多いですから、同じ家賃で広い部屋に住むことができますし、同じ広さであれば家賃は安くすみます。
もし、都会で持ち家があって負債がないようであれば、人に貸した家賃収入で1ヶ月分の基本的な生活コストがまかなえそうです。
我が家のように、住宅に負債が残っていても、ローン残高より売却額が上回れば、差額で住宅を手に入れることができるかもしれません。
また、都会暮らしでコンビニや自動販売機、ATMを多様している方や、飲み会や外食の多い方は、この部分が "物理的” にまるまるカットできるので、生活コストを大幅に削減できるでしょう。
ぼく自身、コンビニは滅多に行きませんし、自動販売機も滅多に使いません。
飲み会もほとんどありませんし、外食もランチに月に2回ぐらい行くか行かないか程度です。
タバコは吸いませんし、ギャンブルもしませんが、お酒だけはよく飲みます・・・
車については、家族の中で条件もあって普通車にしましたが、軽自動車であれば、さらに月間あたり約2,800円ほどコストを減らせます。
鬼門となる光熱費も、工夫次第でもう少し抑えることができそうです。
今回は都会と地方の生活にかかる基本コストを比べてみましたが、いかがだったでしょうか。
参考になれば幸いです。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございます。
これからも、淡路島での暮らしぶりや、観光・グルメスポットなどの情報を、主観を交えつつご紹介していきます。
これからも応援のほどよろしくお願いします!