「地方に移住してみたいなぁ」と何となく考えているそこのあなた!
そもそも自分と家族が地方や田舎暮らしに向いているのか、向いていないのか、気になりませんか?
そこで、実際に移住してから後悔しないために、前もって確認する具体的な方法を紹介します!
ただし、現地に行って実際に暮らしてみようということではありません。
今の生活の中に田舎的制約を設けてみて、
「実際に適応できるかどうか」
「ストレスの感じ方はどうか」
を実際に体験してみよう!という提案です。
我が家の移住経験から、やっておいてよかったことや、もう少し取り組んでおけばよかったことを5つ厳選して紹介します。
ただし、短期間での判断は難しいので、1ヶ月〜2ヶ月程度は続けて実践してみましょう。
家族がいる方は、できるだけ家族みんなで楽しみながら取り組んでみてくださいね。
目次
① 外食・宅配サービスを控える
都会では気軽にできることが、地方や田舎でもできるとは限りません。
まずは外食や宅配サービスを控えましょう。
家の近くに気軽に入れるようなお店はありません。
頼んだらすぐに来てくれる宅配サービスもありません。
たとえ時間がなくても、
たとえ疲れていて面倒でも、
たとえ十分な食材がなくても、
自分で何とかしないといけません。
そのためには、計画的に買い物をする必要がありますし、家族みんなで家事の協力をして負担が偏らないようにしたいものです。
また、公共交通機関での通勤を想定する場合、仕事終わりの飲み会は、極力行かないようにしましょう。
参加するとしても、2次会は絶対にNGです。
地方や田舎の夜の引き上げは早いです。
遅い時間に乗り物はありません。
あったとしても、家族に車で迎えに来てもらわないといけません。
仕事が終わったら真っ直ぐに帰らないと、家にたどり着けません。
我が家の場合、淡路島に移住してからこれまでの間、外食といえば休日のお昼に行くぐらいで、夜に外食をしたのは3回だけです。
また、仕事終わりに飲み会に参加したのは2回でしたが、2回とも途中で抜けて帰りました。
それでも、ひとりで家にたどりつけませんので、帰れるところまで帰って、迎えに来てもらいました。
② 光熱費を節約する
地方・田舎暮らしでは、都会より光熱費が非常に高くなります。
移住してからも都会で過ごしていたような感覚で生活を送っていると、光熱費の圧倒的な違いにびっくりすることになります。
そこで、使用量をストレスを感じない程度にどれだけ減らせるのか試してみましょう。
大事なのは、料金ではなくて使用量を見ることです。
都会暮らしでは光熱費の単価が低く、節約が家計にあまり大きく影響することはありません。
「今月は安くなった」と実感できるほどの節約は、ストレスとトレードオフになることでしょう。
ですが、地方や田舎は事情が異なります。
例えば淡路では、水道の単価が約2倍になります。
ガスはほとんどがプロパンですので、都市ガスよりも確実に高くなります。
ただ、逆を言えば、少しの節約でも経済的な影響は大きいということです。
そこで、まずは水道の使用量を減らしてみましょう。
水道に関して我が家が移住前に試してみたことは、
・お風呂の湯量を1段階下げた。
・ぼくは、お風呂に最後に入るようにし、残り湯で洗うようした。
・使う食器の数を減らした。
これで水道の使用量を1ヶ月あたり23m3 から、20m3 へ減らせました。
結局淡路に移住してからもっと節約することになったのですが、最近(2021年9月)の使用量は、12m3 まで減っています。
神戸で何も気にせず使っていた時に比べて半分ぐらいになりましたが、ストレスはありません。
ガスについても、節水すれば比例して安くなります。
ですが、使用量は季節要因もあり、前年比で見ないと成果がわかりにくいです。
ですので、水道を軸に挑戦してみてください。
③ すれ違う人に挨拶する
地方や田舎の人たちは人とすれ違う時に挨拶しあったり、一言声をかけあったりすることが多いです。
移住後は、このような地域のコミュニティに上手く馴染んで行くことが必要不可欠となります。
たとえ、コミュニティの中には積極的に入っていかず、適度な距離を保っていきたいと考えていても、都会的な振る舞いでは孤立してしまいます。
それどころか悪い噂が立ってしまうと、誤解を解くこともままならず、弁明なども難しくなります。
せめて「自分は得体の知れない怪しい者ではないですよ」ぐらいはアピールしたいですね。
ですから、自然な状態でこちら側からにこやかに挨拶ができるようになっておきたいものです。
ただ「挨拶が得意ではないなら練習しましょう!」とはいっても、都会で地方や田舎のように人とすれ違うたびに誰でも彼でも挨拶すると、逆に引かれかねません。
そこでオススメは、早朝にウォーキングや散歩をして、すれ違う人に挨拶をしてみる、というものです。
早朝であれば、まだまだ人も少なく、すれ違う人は同じ目的の場合がほとんどです。
ですから、挨拶しやすい環境ですし、相手側にとっても不自然ではありません。
もしかすると相手の方から挨拶された、という経験があるかもしれませんね。
ぼくは移住前に違う目的(ダイエット)で朝6時ごろににウォーキングすることがありましたが、その中で自然に挨拶ができるようになって、その経験が役にたっています。
④ スーパーのはしごをやめる
都会ではスーパーが隣接しており、しかも競争が激しいので、その日の目玉商品を狙って、はしごする人も多いと思います。
また、スーパーの特徴に合わせて使い分けたりもしますよね。
定番の食材はこっちのスーパーで買って、トリッキーな調味料や珍しい加工食品はちょっと高級なあっちのスーパーで買って、パンはこだわってるから向こうのパン屋さんで買って、みたいな感じです。
一方地方や田舎では、スーパーが隣接しておらず、気軽にはしごや使い分けはできません。
しかも、品揃えも都会ほど良くありません。
そこで、そのような環境を想定し、普段の買い物で使うスーパーをひとつ決めてしまいます。
そしてできれば、規模が小さめのスーパーを選びましょう。
さらに言うと、車で5分〜10分程度かかる場所のスーパーであれば、さらにリアリティが出ますね。
品揃えのいい大きなスーパーは、1週間〜2週間に1回程度とします。
欲しいものが決めたスーパーで手に入らない場合は、他のものを代わりにするか、家にあるもので何とかするか、大きなスーパーに行った時に買うようにしましょう。
効率的に買い物をするためには、どのタイミングに、どこのスーパーで、何を買うのかという計画性が必要となります。
⑤ 家族で虫取りに出かける
都会と地方で圧倒的に差がでるのは虫の量です。
しかも、サイズも大きいです。
地方・田舎暮らしは、虫が苦手でもできますし、好きにならなくても大丈夫です。
しかし、大声で叫んだり、反射的に飛び跳ねたり、過剰に反応してしまう場合は、注意が必要かも知れません。
「何事か!?」と周りを巻き込むことになりますし、体を急に動かすと怪我や事故につながります。
虫がこちらの反応に反応して、攻撃してくるかもしれません。
我が家の場合は、娘が虫に対して過剰に反応する癖があり、この問題にすごく手こずりました。
1年ほど経って、ようやく人並みになってきましたが、本人のためにも移住前にもう少し力を入れておくべき項目だったと思います。
対策をしようとしなかったわけではありません。
近くに大きめの公園がありましたが、整備されていて虫は少ない環境です。
そんな公園へ遊びに出かけても、虫を見かけるとびっくりして大声で叫んで、一目散に逃げようとします。
試しにセミ取りに出かけて見ましたが、大声で叫びまくりで収集がつきませんでした。
唯一慣れてくれたのが、昆虫の図鑑です。
初めはギャーギャーと言いながら見ていましたが、一応静かに見れるようにはなりました。
家族で、できるだけ虫に触れる機会を作り、少しでも免疫をつけておきましょう。
まとめ
以上、我が家の経験から、やっておいてよかったことや、もう少し取り組んでおけばよかったことを、5つ厳選してみましたが、いかがでしたでしょうか?
② 光熱費を節約する
③ すれ違う人に挨拶する
④ スーパーのはしごをやめる
⑤ 家族で虫取りに出かける
いずれも、地方や田舎で暮らすためには、抑えておきたいポイントですし、移住前に擬似体験できることばかりです。
また、向いているか向いていないか確認できる以外にもメリットがあります。
これらを実践してみて、続けることで生活コストが下がり、家計に余裕が生まれてきます。
そして、移住にかかる準備として、より多くのお金を貯めることもできます。
ぜひ、ゲーム感覚で実践してみてください。